「三角点」

 最近目にした「三角点」について少しだけ触れてみたいと思います。

まず「三角点」とは何?の世界ですが、日本地図作成にあたっての測量の原点、この

三角点には身近にある境界杭の大きいバージョンの石柱が埋設されています。

 三角点というだけに三角形の形で日本を大きく測量して日本国土の地形図が出来上がって

おり、設置場所としては周囲を見渡される高い山に埋設されています。この三角点の基本が

一等三角点と言い、≒40km範囲で三角測量を行ったものです。

一等三角点をさらに≒8kmに三角測量したものが二等三角点で、さらに今度は≒4kmに三角

測量したものが三等三角点と称され、≒2km範囲が4等三角点と呼び、これで国土が三角形で

網羅されて現在の地図が出来上がっています。

 どんな手法で測量したのでしょうか?現在の機器を使えば早くできるのでしょうが、昔昔の測

量技術です。ちょんまげ時代からの努力があって今日の地図があるのです。パソコンも計算機も

ないのに日本国の為と思い先人たちが、死をも厭わず並々ならぬ年数と労力をかけこの三角点を

日本全土に設置してきたのです。設置か所数一等≒1000か所、二等≒5000か所、三等≒32000か所

四等70000か所、私たちに身近な隣地境界もこの三角点が基準なのです。 工務‐溝上

 

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