先月三角点のさわりを言いましたが、今日は位置の情報では
無く、高さの(標高)情報を少し知ってほしいのでさわりを言います。
建築屋さんより土木屋さんの方が詳しいのでしょうが大目に見てくだ
さい。三角点は水平面の点(簡略)、水準点は高さの点ということです。
日本の水平基準点は東京湾の水面±0を基準としています。
詳細な位置については知りませんが、基準が東京にあるということ
です。地球は丸いのになぜ?凡人はあまり考えないことがいいのでは
と思います。ちゃんと人たちが補正を考えて高さを決めているので心
配は全くないのです。三角関数と対数など昔勉強しました応用数学な
どが必要なのです。私の年齢に近い人は昔のことなんですね。
さて、上図のようにレベルという測量機器で高さを見ていきます。
2地点に標尺を立て、その中間にレベルの測量機器を据えて目盛り
を読み、その誤差から高低差を求めるのです。この繰り返しで水準点
が決まり繰り返し点検されているのです。道路工事、下水道工事、橋
梁工事、トンネル工事、港湾工事、水道工事、鉄道及び建築工事すべ
ての高さと位置の基準が三角点と水準点を基本としています。昔から
技術者が繰り返し国のためにその時の技術力で日本を作り上げてきて
います。感謝しきれないものがあるのです。 工務-溝上
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